整体とかマッサージとか鍼灸とか。

「体の調子を良くする」という目的は一緒でも、アプローチの方法は様々です。
 

例えるなら、高い山の登山ルートはたくさんあれど、目指している頂上はひとつ。そんな感じ。
 

僕がしている整体は、そんなに強い力でやるものではありません。
 

え?そんなんで効くんですか?

たまにそういう風に言われることもあるくらい。
 

これは童話にある「北風と太陽」と同じなんです。
 

北風が無理矢理コートを吹き飛ばそうと風を吹いても旅人はしっかりとコートを着込むように、

硬い筋肉をゆるめるのにグリグリと力でやっても筋肉はより硬くなってその力から身を守ろうとします。
 

逆に太陽が暖めることで暑くなって旅人がコートを脱ぐように、

筋肉も「ここが硬いんだよー」と教えてあげるようにゆっくり刺激すると自らゆるんでくれるんです。
 

気持ちよさ、でいうとグリグリやった方がいいのかもしれません。

ただ、「体の調子を良くする」という目的に対しては、必ずしもそれが正解とは限らないのです。
 

どこへ行っても良くならない症状があるなら、一度違うルートからアタックしてみませんか?