僕は国家資格である、

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師

を持っています。
 

「はり師」と「きゅう師」はぞれぞれ別の資格で、この二つを持っている人を「鍼灸師」と呼んだりします。

実は鍼灸師は正式な名称ではなかったんですね。
 

で、HPなどに

「当院の施術者は国家資格を取得しています」

とか、いちいち掲載したりします。
 

これ、よく考えたら不思議じゃないですか?

病院のHPに、いちいち「当院の医師は国家資格を取得しています」なんて書きませんよね。

だって当たり前だもん。
 

じゃあなんで僕らはいちいち書くのか。
 

それは世間にある整体とかマッサージとかカイロプラクティックとか。

そういういわゆる「治療院」的なところのほとんどが、国家資格を持っていない人がやっているからです。

 

国家資格の医師免許を持っていない人が、病院で医療行為をしたら医師法違反で捕まります。

国家資格のあん摩マッサージ指圧師を持っていない人が、マッサージをしても捕まりません。

整体・カイロプラクティック、その他もろもろに至っては、その名称に関わる国家資格がないために、まさに無法地帯です。

 

いちわゆる治療院的な、健康に関するお店で白衣を着て施術している人は、みんな資格を持っている。

世間一般ではそういう認識です。
 

まあ資格は持ってる人が多いですが、民間資格がほとんど。

だから国家資格を持っている人は、いちいち「国家資格持ってます」って書くんですよね。

 

技術ありきの仕事なので、資格を持っているかどうかより、治せるかどうかの方が大事です。

無資格(国家資格を持っていないという意味)でも、すごい治療家って世の中にはいっぱいいます。
 

でも、僕がいちいち「国家資格を取得しています」と掲載しているのはそういうことです。